「きわ歯科」の最近の記事
むし歯を放置するとどうなるの? (23/09/05)
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こんにちは。院長の野村です。
9月29日の十五夜には、
お団子を食べる方も
いらっしゃるかと思います。十五夜にお供えするお団子は
月を見立てて作ったもの。その年、
お米が無事に収穫できたことへの感謝が
込められているそうです。さて、秋には美味しい食べものが
たくさん出てきますが、
歯に痛みはありませんか?「我慢できるから…」
「面倒だから…」と、歯の痛みを放置すると、
想像以上に恐ろしい事態を
引き起こす可能性があります。◆痛みを感じたら、ただちに歯科へ!
「歯がしみる」といった
症状が出ているとき、
むし歯菌は『象牙質』と呼ばれる
歯の内側にある組織まで
進行していることがほとんどです。神経まで達していない状態であれば、
治療は比較的早く終わり、
金銭的な負担も
それほど大きくはありません。しかし、
ここで放置すると、
いよいよむし歯菌は神経に到達します。すると、
ズキズキするひどい痛みに
襲われるようになり、
さらに、ここから治療を始めても
栄養素を運ぶ神経を取らなければ
ならないため、
歯の寿命が
確実に短くなってしまいます。◆それでも我慢すると…
実は、ひどい痛みを感じているのに
我慢を続けると、
痛みがなくなることがあります。しかし
「むし歯が治った!」
と思ったら大間違い。痛みがなくなったということは、
神経が完全に死んでしまった可能性が高く、
むし歯が治ったわけではありません。単に痛みを感じないだけで
むし歯菌は浸食を続け、
歯の中でどんどん細菌が繁殖しています。すると、
歯の根っこの先(あごの骨の中)に
細菌の病巣ができ、
膿が溜まって、再び
ひどい痛みを引き起こしたり、
顔全体が腫れあがったりしてしまいます。そして、ほとんどの場合、
この段階になると、
もう歯は残せません。◆さらには命の危険も!
さらに炎症が進むと、
あごの骨が壊死しはじめます。すると、
激しいあごの痛みが生じ、
骨の露出や、
皮膚に穴があくこともあります。また、
炎症は骨だけでなく
目や脳、首や胸にまで広がることもあり、
ひどくなれば呼吸困難を引き起こし
命の危機に陥ることもあります。◆むし歯の放置にメリットなし!
むし歯は
放っておいても治る病気ではありません。むし歯の痛みを我慢しても、
その先に待っているのは
抜歯です。違和感や痛みといった
歯からのサインを感じたら
すぐに歯科医院へ行きましょう。また、定期検診では、
歯をきれいにするだけでなく、
むし歯の有無に関する確認も行っています。初期段階のむし歯を発見し
早期治療ができるので、
「一本でも多く歯を残すため」にも
ぜひ定期的に歯科にご来院ください。医療法人善信会 きわ歯科クリニック
〒755-0241
山口県宇部市大字東岐波5623-1
TEL:0836-58-6607
URL:https://kiwa-shika.com/
Googleマップ:https://goo.gl/maps/rtgyYwSDERR1Fe8y6
早めが肝心!事故などで抜けた歯を戻すための注意点 (23/08/03)
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こんにちは。院長の野村です。
海や山にプールなど、
お出かけする機会が増える楽しい季節ですが、
そうした場所では
思わぬ事故や怪我に
遭遇してしまうこともあります。いざというときに、
慌てず迅速に対応することが
皆さんの健康を守ることに繋がりますので、
しっかりと準備を行い、
楽しい夏を過ごしましょう!そこで今回は、
「もし事故や怪我で歯が抜けてしまったら
どのようにすれば歯の生存率を上げられるか」を
ご紹介したいと思います。◆抜けた歯を守るカギは
『歯根膜(しこんまく)』事故や怪我などで抜けた歯を
元に戻せるかどうかは、
「歯根膜を守れるかどうか」で
大きく左右されます。そもそも歯根膜とは、歯の根っこを覆う
0.3mmほどのとても薄い膜のことです。歯を支える『歯槽骨(しそうこつ)』と、
歯の根を結びつけているほか、
食べものを噛んだり、
歯に強い力が加わったりしたときに
その衝撃を吸収する
クッションの役割も果たしています。もし、事故や怪我などで
不意に歯が抜けたとしても、
この『歯根膜』が無事なら、
元の位置に戻せる可能性が高くなります。しかし、
歯根膜は非常にデリケートなため、
扱い方を間違えると
あっという間に失われてしまうのです。◆歯根膜が危ない!NG行動
歯が抜けたときに
絶対にやってはいけないこと、それは・歯の根を持つ
・汚れを取ろうとするこの2つです。
まず、抜けた歯を持つときは必ず
歯の頭(歯冠部分)を持つようにしましょう。歯の根には歯根膜がついており、
そこを素手で触ってしまうと、
歯根膜が傷ついてしまう可能性があります。また、抜けた歯を
地面などに落としてしまった場合には、
汚れを取りたくなるかもしれませんが、
その際には細心の注意が必要です。ゴシゴシとこすったり、
石鹸や消毒液で念入りに洗ったりすると、
歯根膜まで取れてしまいます。抜けた歯を洗うときには、
・歯の頭を持つ
・流水で10~20秒以内にサッと洗い流すこの2つのポイントを必ず守りましょう!
◆「早めの受診」は絶対条件!
歯根膜は乾燥に弱く、
たったの20分弱で
歯根膜の生存率は大きく低下する
といわれています。そのため、抜けた歯を元に戻すには
1秒でも早い受診が必要不可欠なのです。しかし、状況によっては
そんなすぐに歯医者へ行けない…
という方もいらっしゃるかと思います。そのような場合におすすめなのが、
『牛乳』や『生理食塩水』に浸けておくことです。一番おすすめなのは、
『専用の保存液』に浸けておくことですが、
近くのお店では手に入らない場合もあります。その点、牛乳や生理食塩水は
ご家庭でも用意しやすいため、
保存液が手に入らないときには
この2つで代用しましょう。専用の保存液であれば約24時間、
牛乳なら約6時間、
生理食塩水は1時間程度まで
歯根膜の生存率を延ばせる可能性があります。歯根膜がきれいな状態で、
なおかつ早めに受診できれば、
歯を元に戻せる確率は
それだけ高くなります。歯が抜けてしまった際には、
適切な方法で歯を保存して、
可能な限り早く
歯科を受診することを心がけましょう!医療法人善信会 きわ歯科クリニック
〒755-0241
山口県宇部市大字東岐波5623-1
TEL:0836-58-6607
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旅行前に要対策!突然痛む「気圧性歯痛」とは? (23/07/06)
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こんにちは。院長の野村です。
7月に入るといよいよ夏本番。
旅行やキャンプ、マリンスポーツといった
レジャーがたくさん楽しめる季節です。日ごろの疲れを癒やすべく、
お子さんの夏休みやご自身の休暇に合わせて、
計画を立てている方も多いのではないでしょうか?しかし、そんなせっかくの「楽しみ」も
突然の「歯の痛み」に悩まされては台無しです。むし歯や歯周病にも注意が必要ですが、
実は『気圧性歯痛(きあつせいしつう)』という、
旅行中だからこそ起こりやすい歯の痛み
が存在します。◆飛行機に乗ると起こりやすい症状
飛行機が離陸する際や着陸するときに
「耳がつまる、痛くなる」といった症状が
出る方もいらっしゃいます。これは、機内の気圧が変化することで、
鼓膜の内側と外側で
「気圧の差」が生じてしまうためです。こうした
「飛行機に乗った際に起こりやすい身体の異常」は、
ほかにも「お腹が痛くなる」
「気分が悪くなる、吐き気を催す」
といったものもあり、
航空会社の案内でも注意喚起されています。そして、そのなかには
「歯痛」もしっかりと紹介されているのです。◆「気圧の変化」が歯痛の引き金に
飛行機に乗ると歯が痛む原因は、
耳のときと同じく「気圧の変化」です。皆さんは、機内に持ち込んだスナック菓子が、
次第に膨らんでいくことがあるのはご存じでしょうか?これは、飛行機の高度が上がって周囲の気圧が低くなると、
「袋の外側から抑える力」よりも、
「内側の押し返す力(圧力)」のほうが
強くなるためです。実は、「飛行機に乗ると歯が痛む理由」も
これと同じです。歯の内側には
「歯髄腔(しずいくう)」という
神経の詰まった空洞があります。気圧が下がるとスナック菓子の袋と同じように、
内側の圧力のほうが強くなり、
歯の痛みを引き起こしてしまうのです。このような気圧の変化によって生じる歯痛を
『気圧性歯痛』といい、
飛行機だけではなく、登山やダイビングなどでも
起こりやすいと言われています。◆楽しい旅行やレジャーの前に歯科でチェック!
特に、むし歯や治療中の歯は、
気圧性歯痛が発生する可能性が高くなります。もし、これから旅行やレジャーへ行くにも関わらず、
治療が必要な歯や、治療中の歯を放置している方、
また「しばらく歯科を受診していない」という方は、
楽しい思い出を作るためにも、
事前に歯科で検診を受けておくことを
おすすめいたします。当院では、
皆さまのお口に関するお悩みを解決できるよう
スタッフ一同、全力で治療に取り組んでいます。「旅行前に治療を終わらせたい」などのご希望があれば、
精一杯サポートさせていただきますので、
いつでもお気兼ねなくご相談ください。医療法人善信会 きわ歯科クリニック
〒755-0241
山口県宇部市大字東岐波5623-1
TEL:0836-58-6607
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油断大敵!磨きすぎ?「くさび状欠損」とは (23/06/05)
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こんにちは。院長の野村です。
季節柄どうしても雨模様が続き、
お出かけもしにくいこの時期は、
心も身体も滅入ってしまいがちです。そのようなときこそ、
ストレッチやエクササイズで身体を動かし、
読書や音楽鑑賞などで気分をリラックスさせ、
心身ともに健康を保つことが重要です。それに加え、6月4日から10日は、
『歯と口の健康週間』でもありますので、
ぜひ「お口の健康」にも気を配ってみてくださいね。さて、そんな「お口の健康」のために
欠かせないことといえば、毎日の歯みがき。しかし、「薬も過ぎれば毒となる」とあるように、
歯みがきもあまり頑張りすぎると、
思わぬトラブルを招くことがあります。◆これってむし歯?
歯がしみるのは「くさび状欠損」かも!毎日きちんと歯を磨いているにもかかわらず、
「冷たいものが歯にしみる」
「歯ブラシを当てると痛い」
と、感じたことはありませんか?その要因のひとつとして考えられるのが、
『くさび状欠損』です。皆さんは「くさび」というものをご存じでしょうか?
建築などで用いられる
「V字型の部品」のことなのですが、
それにたとえて、
「くさびが打ち込まれたように
歯と歯ぐきの境目が欠損している状態」のことを、
『くさび状欠損』といいます。歯の根元を触った際に段差を感じる場合、
くさび状欠損の可能性は高くなります。違和感こそあるものの、
初めのうちは「痛み」や「しみる」といった
自覚症状がないため、
気づかずにそのまま放置してしまうことも
少なくありません。症状が進行すると、
「冷たいものが歯にしみる」
「歯ブラシを当てると痛い」
といった症状が表れるほか、
プラークが溜まって
むし歯や歯周病になるリスクが上がります。◆歯みがきには「いい加減」が大切
くさび状欠損が生じる原因として
意外と多いのが「過度なブラッシング」、
つまり、「歯の磨きすぎ」です。たとえば、
・力を入れて歯をゴシゴシ磨いてしまう
・しっかり磨けるように硬い歯ブラシを使っている
・1日に何回も歯を磨く
など、特に「歯みがきに熱心な方」ほど、
その傾向に陥りやすいです。また、「歯ぎしり」や「食いしばり」などによって、
強い負荷が加わり続けると、
その力が根元に集中して、
歯の表面に細かなヒビが入り、
くさび状欠損が生じてしまうこともあります。◆くさび状欠損が大きくなる前に!
早めに受診をくさび状欠損は、
歯科用の樹脂を詰めることで、
しみるのを軽減させつつ、
見た目も綺麗にすることができます。しかし、ブラッシングや歯ぎしりなど、
原因となる日々の習慣を解決しない限り、
せっかく樹脂を詰めてもすぐに剥がれ落ち、
くさび状欠損が更に大きくなるばかりです。そのためにも、まずは
「ブラッシング法や歯ブラシの選び方を見直す」
「歯ぎしり用マウスピースを着用する」など、
原因に対するアプローチが重要です。歯科医院では、皆さまの症状に合わせた、
最適なアドバイスをすることができます。原因や対処法についてのご相談など、
いつでもお待ちしておりますので、
症状が悪化する前に、
早めの受診を心がけてくださいね!医療法人善信会 きわ歯科クリニック
〒755-0241
山口県宇部市大字東岐波5623-1
TEL:0836-58-6607
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「治療の中断」は絶対厳禁! (23/05/08)
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こんにちは。院長の野村です。
暖かな日も増え、
キャンプやピクニックなどの
レジャーを楽しむ方も多いかと思います。しかし、アウトドアは
天候に左右されてしまうため、
予定していた計画が中止になってしまった…
というケースも起こり得ます。こうした「予期せぬ中断」が起こると、
楽しい気分も台無しになってしまいますよね。実は、歯科においても『中断』が
皆さんの「不幸」につながってしまう
場合があります。それは、歯科治療の中断です。
◆リスク1.治療が長引く
むし歯の治療を進めていくと、
「仮詰め」や「仮歯」といった処置を行う場合があります。これらは、文字通り
ちゃんとした「つめもの」「かぶせもの」を作っている間、
患部を塞いでおくための仮のもの。すぐに外す前提のため、
外れやすく、材質も脆いので
すき間が生じやすくなっています。「もう痛くないから」と、
自己判断でうっかり通院を止めてしまうと、
むし歯が再発する場合や、
治療開始時より悪化してしまう、
ということもしばしばあります。また、「型取りを終えたあと」の中断にも注意が必要です。
あまり長く放置すると、再び型取りをして
つめものやかぶせものを
新しく作り直さなくてはならない場合もあるため、
無駄に治療期間が延びてしまうことになります。◆リスク2.歯の寿命が短くなる
治療の中断には、
「歯の寿命が短くなる」というリスクもあります。たとえば、仮歯や仮詰めをしたところは
細菌が溜まりやすく、中断して放置すると
新たなむし歯ができてしまいます。特に、むし歯が神経にまで達してしまうと、
神経をとらなくてはならず、
歯の寿命が著しく短くなります。また、神経をとり除いた後などに行う
「歯の根の治療」の中断も注意が必要です。むし歯になりやすいだけでなく、
根っこが弱くなっているため、
割れたりヒビが入ったりしやすくなります。そうなってしまうと
「抜歯」せざるを得なくなることが多いため、
「歯の根の治療」は必ず最後まで受けましょう。そして、「歯周病治療の中断」も
歯の寿命に大きな影響を及ぼします。歯周病は、進行すると
歯を支えている骨が溶けてしまう恐ろしい病気です。その原因が「歯周病菌」であり、
すみ家となっているのが『歯石』です。そのため歯周病の進行を食い止めるために、
「歯石の除去」を行っていきます。しかし、治療を中断してしまうと、
何百億という細菌が、
歯石に隠れて増殖しながら歯を支える骨を溶かし続け、
やがては歯が抜け落ちてしまうのです。◆リスク3.治療費が高くなる
リスク1、リスク2からもわかるように
治療を中断すると、治療のやり直しや、
さらなる悪化の原因となります。それによって当然、
時間も治療費も余計にかかってしまいます。中断せずに
最後までしっかり通院することで得られるのは、
歯の健康だけではありません。貴重な時間を無駄にせず、
経済的な負担を抑えることにもつながるのです。むし歯や歯周病といったお口の病気は、
放っておいても自然に治る病気ではありません。誤った状態で放置すると、
確実に悪化します。私たちが
「治療は終わりました」とお伝えするまで、
欠かさず通院を続けてください。もし、急用などで
やむを得ず来院できないときには、
必ずご相談ください。皆さまの大切な歯を残すため、
私たちが全力でサポートさせていただきます!医療法人善信会 きわ歯科クリニック
〒755-0241
山口県宇部市大字東岐波5623-1
TEL:0836-58-6607
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