診療理念・誕生までの道のり

口からはじまる健康づくりのご提案「口は身体の入り口です!」

当院では、平成9年開院以来、健康指向型の医療を目指しております。口は体の入り口でありながらまるで他の臓器と隔絶しているかのごとく考えられ、ましてや全身の健康状態とは全く関係ないと一般的に思われています。食べ物はからしか食べることはできません、にもかかわらず食べ物が最初に入ってくる臓器である口腔の健康を測る基準が、昔から歯磨き上手や下手レベルにとどまっていることが問題なのです。多くの方が口腔唾液の機能をご存知ありません。口は体の入り口であり初期消化を行う最初の臓器です。よく噛むことで粒子が細かくなり胃や腸での消化吸収がスムーズになり、体温が上昇し免疫力が向上します。口腔機能を改善し唾液力を取り戻し、毎日元気に過ごしましょう。口は体の入り口なんです。

 

出逢い

平成5年(25歳)

大阪歯科大学卒業
最初の卒後研修先で、伸び悩み苦労していた頃、故中村喜一先生(大阪市開業、日本人間工学会副会長)に導いていただき、中田歯科医院に勤務。
師匠である中田晴彦先生(東大阪開業)御指導とともに、Dr.ビーチの"健康" の概念について学びました。
以来、健康の定義HC=0は頭の中から離れたことはありません。

HC=0(ヘルスケアゼロ)...医療の介入が必要なく、それぞれの人が自分で自分自身の管理が出来るようになった状態と定義されています。

平成9年(29歳)・・・ここが、歯科医師としての原点です

HC=0の理想を描きつつ、現在の地に「きわ歯科クリニック」を開院!

しかし、現実は、理想通りではなく開業以来、自らの指導力不足、スタッフ・患者さんにも対処療法(ドリルアンドフィル=削って埋める)の繰り返し...

理想通りいかずストレスが蓄積!しかし、若さと情熱でドリル&フィルを繰り返しました。

その一方でリーダーシップを学ぶため社外活動に参加し始めました。
リーダーシップを学びつつ猛烈な仕事のストレスを飲んで食べて愉快に発散しまくりました!( その社外活動も40歳で卒業!楽しい仲間よありがとう!)

Dr.ビーチとの写真

中村先生との写真

きわ歯科クリニック開院


平成14年(34歳)丸々と太ってしまう

飲んで食べてストレス発散!→丸々と太ってしまう
飲んで食べてストレス発散した結果著しい成長をとげ、開院して4年間で13kgも体重増加!ついに、80kgを超えたのです!!
実はこのとき徐々に病魔が忍び寄っていました!

そして、 1年後どうなったか・・・!?

平成15年(35歳)

35歳 突然アトピー性皮膚炎に!!

さらなるストレスが加わり35歳でついに発病。
診断名「アトピー性皮膚炎」
激しいかゆみと腫れが顔はもちろん全身にひろがり、夜も眠れずたまらず皮膚科を受診しました。

そこで受けた医療は?
究極の対症療法"アレルギーマーチ"でした。

アレルギーマーチとは、ステロイド(ベタメサゾン)内服を含めた出口なし対症療法 (ドリル&フィル・・・予防せずにひたすら削って埋めることの繰り返し)アレルギーマーチ
→詳細は「歯科・予防歯科」へ。

毎週指示されるとおりに、薬の飲み方を習いました。
強い薬なので、劇的にかゆみがとれます、しかし薬が切れると再び猛烈なかゆみが襲います。
皮膚からの出血、ドライマウス、こげ茶色の尿、軽いうつ状態、歯をみがいても気になる口臭...本当の病気になったことを自覚し、深く落ち込みました。
→詳細は「口臭外来・ブレスケア」へ。

かつて自分も患者さんにしかたなくやり続けたドリル&フィルを逆にされ、腹が立つと同時に医療人として深く反省し、健康のありがたさを実感しました!!

もう一度元気になりたい!薬をやめたい!と決意したのです。(但し、勝手にやめるなと注意事項には書いてあります。)
薬物療法は患者さんが訴える症状のうち、氷山の一角を抑えているにすぎないのです!!
→詳細は「あいうべ体操」(参考文献・Amazon)

それからの私は、健康に関するさまざまなセミナーを受講し、そこで出会った多くの人たちのアドバイスや家族の協力のおかげで、アレルギーマーチ切断の第1歩を踏み出すことができました。

食事を変え、ライフスタイルを変え、診療スタイルも変えていきました。

一方で、体に潜む毒素を排出するため"アトピーは汗をかきすぎるとよくない"という反対意見を押し切り、代謝促進のため周囲の視線を避けながら、真夏の夜 分厚いトレーニングウェアを着て泣きながら走り続けました。

 

さらに・・・

多くの文献を読みまくり「これは!」という内容はできる限り実践しました。 すると・・・

体質改善プログラム開始約6か月後から、腸内腐敗ガスによる腹部の張りが軽減し、口の中がさっぱりしはじめたのです。

アレルギーは間違った食事とストレスによる腸内腐敗、そして咀嚼不足であると多くの文献に記されていました。体調改善と同時に歯磨きをしてもいつもねばついていた口の中がさらさらしてきました。

これは、歯科医師として はずかしながら大発見でした。
このとき以来、口の中は、そして唾液は免疫力をうつしているのだという確信が得られ始めたのです!!!

では、この5年間完璧な歯磨き以外にどのような口からできる健康づくりを実行したのかポイントを示します。

 

体質改善プログラム

1.食生活の改善

実践したのはナチュラルハイジーン(果物と野菜中心の食事)
ナチュラルハイジーンと同時にサプリメント(補酵素)も導入しました。ナチュラルハイジーンとは??腸内のブラッシングです。
同時に口の中もさっぱりしてきます。 全身が軽くなります!!

ある日の朝食フルーツモーニング(略してフルモニ)健康法をご存知ですか?
バナナダイエットブームがおこりましたが、これはバナナでなくてもかまわないのです。
「午前中は果物のみ」(ポイントは他の食べ物と一緒にとらないこと)
※とり方を間違えると肥満や糖尿病のリスクを高めてしまいますのでご注意ください。
この理論的背景は、「ナチュラル・ハイジーン」といわれる健康科学にあります。

2.ストレスコントロール=onとoff 人生を楽しむ。

3.運動・トレーニング・代謝促進(心地よく汗をかく)

4.咬合改善・・・噛み合わせのズレは万病の元

歯+関節+筋肉で噛むことを目標に再治療
ここが大きくずれると首が傾き自律神経に影響がでるため免疫力も低下してきます。

 かみ合わせの狂いは、わずか100分の1ミリで影響が全身に出始めます。

あなたには、こんな経験はありませんか?
肩こり、頭痛、手足のしびれ、胃のもたれ、動悸といった不快症状で病院に行くと...「異常なし」。
こんなとき考えられる原因にかみ合わせの悪さがあるのです。
最近の研究によると、いろいろな病気とあごの噛み合わせとが、密接に関係しているという驚くべき事実が判ってきました。厚生省でも研究が始まっています。

 こんな人は要注意!
噛み合わせのズレは万病の元

●他にも肩や首の違和感・全身的な不快症状などもチェックの対象となります。
●ただし、全てがかみ合わせに結びつくわけではありません。他科の病院とタイアップして治療することが必要となることもあります。

5.口腔内アマルガムの除去

口の中の悪い金属は、唾液中に溶け出しさまざまな症状を全身にもたらします!!
特に皮膚炎。アレルギーマーチ切断、肉体改造から学んだことは・・・

アトピーをはじめ生活習慣病は自ら専門とする口腔(ヘルスゲート)から侵入する。
そしてストレスが病の進行を加速させるという事実です。

体調が悪くなると口腔内に存在する唾液は必ず少なくなり粘り気が強くなります。
唾液は全身の状態を映し出しているのです!

体質改善し、健康を取り戻した結果さらに良いことがありました。
→詳細は「コミュニケーション歯科」をご覧ください。

 

出逢いの続き・・・

口からはじまる健康づくりの提案が明確になった。

平成20年(40歳)

アスリートとして復活!!
歯科医は健康の入口を守るのだ!!

体内毒素排出の結果、ついにアスリートとして復活をとげました。
34歳のタイムより40歳で出したタイムが20分近くよくなりました。
ついでに、先日日本一野球チーム宇部JC現役チームと対戦し、力投することができました。 ありがとうございました!

発症から実に5年経過しました。この間苦しんだ経験がきわ歯科クリニックの理念であり「口からはじまる健康づくり」の原点となっています。

25歳の時、ビーチ先生から学んだ歯科医の役割HC=0
(歯科医は歯の修復に明け暮れるのではなく健康という概念を伝えるべきだという考え方)
「歯科医の仕事は口から健康を伝えるヘルスゲートキーパーだ」という意味がやっとわかりはじめました、15年もかかってしまいました!!

口からはじまる健康づくりを実践し、いつまでも楽しい仲間と遊びたいと思っています。
健康は本当にうれしいし、すばらしいです!!

では、毎日の診療で患者さんの口の中をどう考えるとよいのでしょうか?

健康のために歯科・口腔科として伝えること(血流の性質の改善。唾液力の向上)

  • ・バイオフィルム感染対策 ...... 全身疾患への影響( フロス or DIE)
  • ・唾液力対策 ...... 偏食生活とストレスの影響(食事による唾液の性状の改善)
  • ・リハビリテーション ...... 咬合の回復と改善

この3点だと考えています。
いかがですか?この部分に問題なければ、まずヘルスゲート(体の入口 口腔)から病は侵入してきません!!若さと健康をも獲得できるのです!!

唾液力と免疫について今なお研究中 ・・・

投球フォームの写真

くすのきマラソンの作文
くすのきカントリーマラソン
[その時執筆した作文]

アスリートとして復活
平成25年マラソン 45歳 70km

診療科目

「口からはじまる健康づくり」

理念・誕生までの道のり

野村院長

院長が「きわ歯科クリニック」を誕生させた道のりを、歯科免疫学のお話を通じてご案内します。詳しくは、理念・誕生までの道のりをご覧ください。

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