診療情報
アマルガム銀の詰め物を知っていますか?
あなたの銀歯は大丈夫?
アマルガムという歯の詰め物が、現在は保険適用材料ではありませんが、1990年ごろまでは保険診療で使用されていました。現在保険診療で使用さている銀歯は、主に金銀パラジウム合金です。
アマルガムは、銀とスズの合金に銅や亜鉛を添加した粉末を水銀と練ったものです。
90年ごろまでの治療で使用されていましたので、皆さんのお口の中にもあるかもしれません。あなたのお口の中をよくご確認ください。アマルガムには水銀が含まれています。私たちが熱いお茶やコーヒーなどを飲んだり、食事でいろいろな食べ物をかんだりすると、歯の治療で詰められたアマルガムから水銀が溶けだして体内に吸収されてしまう可能性があります。水銀が体内に吸収されると、さまざまな症状を引き起こす原因となります。アレルギー症状や原因不明の病気がある場合、アマルガムを除去すると症状が改善する場合があります。
ただしアマルガムを除去するときには、アマルガム中の水銀が体内に吸収されないよう細心の注意が必要です。心当たりがある場合、まずは歯科医院で相談してみましょう。
引用:山口新聞 ’23.12.27