診療情報
30代以上の血糖コントロール不良は歯の喪失と強く関連!
知っていますか?血糖値と歯の喪失の関連性
20~70代の年代ごとに血糖値の指標と歯の本数の関係を分析した結果、30代以上で、HbA1c値や空腹時血糖値が高いほど、歯の本数が少ないことがわかりました。
また、40~60代では、糖尿病型(空腹時血糖値 126mg/dリットル以上)だけでなく、糖尿病予防群(空腹時血境界型110~125mg/dリットル以上)も、正常血糖群(同110mg/dリットル未満)に比べて歯の本数が少ないことが明らかに。さらに、高血糖と喫煙が重なることで、歯の喪失リスクがより高まることが判明しました。
糖尿病の人、健康診断で糖尿病予備群と指摘された人は、生活習慣の改善とともに、歯科検診早期受診が勧められることになります。
また、血糖値が高い人は、奥歯の歯周病、虫歯の予防や治療や念入りにすることも重要です。生活習慣を見直し、身体の適切なメンテナンスを行うことで、健康なお口を維持しましょう。
引用:婦人画報’22.2月より