診療情報
かくれプラークは歯周病の温床です
プラークとは、歯垢(細菌のかたまり)のことです。歯と歯ぐきの間の「歯周ポケット」と言われる隙間にできるプラークは、歯周ポケットの壁(歯の根)にくっついているものと、歯周ポケットの中に溜まっているものに分けて考えることができます。
歯周ポケットに溜まっているかくれたプラークには、自分で活発に動く細菌も含まれ、それらの細菌が歯周病(歯周炎や歯肉炎)の原因となります。このようなかくれプラークの毒性は、歯肉の外の目にみえるプラークの何十倍にもなります。歯周ポケットを放置していて深くなってくると、口臭がひどくなったり、さらに進行してしまうと歯がグラつくことがあり、最終的には歯が抜けてしまいます。
かくれプラークを防ぐためには?
歯周ポケットは溝が深ければ深いほど、溜まったプラークを掃除することも難しくなります。そのため、毎日の歯磨きなどによるプラークコントロールと、定期的なプロによる歯や歯ぐきのクリーニングをおすすめします。
引用:DPS「デンティストアイ」より