診療情報
喉の老化は40代から
飲み込む力は高齢になるほど低下していきます。
そして喉の老化そのものは40代から始まります。
早めの対策で喉の機能低下を防ぎましょう。
喉の機能が低下すると…
食事の際によくむせるようになったり、声が掠れたり、物を飲み込みにくくなったりしたら要注意。喉の老化が始まっているサインです。
喉の機能低下が進行すると、やがて嚥下障害に陥ってしまいます。
特に注意しなければならないのは、嚥下障害によって誤嚥性肺炎のリスクが高まるということ。
肺炎は日本人の死因の第3位で、しかもそのうち7割の人が誤嚥性肺炎で亡くなっています。
喉の老化を防ぐポイント
喉の老化を防ぐためには、4つのポイントを意識すると効果的です。
1.口の中を清潔に保つ
2.食べ物をよく咀嚼し、「ごっくん」としっかり飲み込む
3.姿勢を正し、肺と声帯をまっすぐに保つ
4.人と会話する機会を増やす
また、誤嚥性肺炎を防ぐためには、お口の中の細菌そのものを減らす必要があります。
日頃の歯磨きを徹底するなどセルフケアをしっかり行い、定期的に歯科を受診して専門家のケアを受け、喉の機能低下を防ぎましょう。